【保育】こどもが苦手なものを食べるための「3つの魔法」
こんにちは、みや兄です
今日は「こどもが苦手なものを食べるための3つの魔法」というテーマで。
保育士生活も19年ということで、そんな私が色々と試した言葉がけや工夫をお伝えしたいと思います。
少しでも参考になればと思います。
◯「好き嫌いが多い」のは子育ての悩みの一つだと思います
私も保育士生活が長いので色々な子どもたちをみてきました。
「食育」という言葉もあるように食事の時間も子育ての大事な時間です。
子どもの好き嫌いはどうしても出てきます。
特に幼少期は味付けも薄味にすることが多く、塩分や糖分も考えつつ調理法や食べさせ方で工夫することが必要です。
調理法についてはそれぞれのメニューの中で工夫していただくことを前提に、今回は保育として「どのように食事をとるか」に着目してお話ししたいと思います。
◯好き嫌いをなくす「3つの魔法」
食べる時に私が試したいくつもの方法のうち上手くいった方法を紹介したいと思います。
簡単にできる「好き嫌いをなくす3つの魔法」がこちら。
①多めによそって減らしてあげる
最初から食べる量を決めているならば、あえてそれよりは「多めの量をお皿に盛り付け」ておきます。
そしてそこから減らすことで適量を残す。本人は減ったと思い食べ始まることがあります。
「本命の要求を通すためには最初に過大な要求をし、そこから小さな要求を出す。」
心理テクニックの「ドアインザフェイス」というやつですね。
これでまず大体はクリアできます、が、それでも食べなかったり、食べはじめても残してしまうことありますよね。
②細かく切ってあげる
細かく切ってあげることは試すといいです。
ポイントは「切っているところを見せながら」切るのが大事ですね。
切ったあとのものをただ出すより「今、あなたのために切っているんだよ」というメッセージを、その姿から放つことでより伝わります。
そして切ったあとに「もう少し切る?」と聞くとなおいいでしょう。
その子の満足するまでやってあげるのが大事です。時間はかかりますが、次回以降、手数が少なくなれば「この前は切ったのに、切らなくても食べられるようになったの!すごい!」って言えるので、それがポイントです。
③食べたら死ぬほどほめる
すべてにおいて大事なのは「言葉のかけ方」です。
そこに必要なのは「伝える」こと。笑顔でその子を見て、感情を込めて「すごい!偉い!素晴らしい!ナイス!やったじゃん!」などの言葉をかけましょう。
あとはポイントは「今日の食べ方を見てて、私が嬉しい」という「アイ・メッセージ」として送ることですね。
ケンカのときに「相手の気持ちを考えて嫌でしょう?」というより「私は見てて嫌だからやってほしくないんだよね」というように伝えた方がまずは良いと考えています。
(相手のことを考えることももちろん教えなくてはいけませんが)
私は保育の場面でいつも思うのが「ああ言っておけば良かった」「こう伝えたらもっと上手くいったろうな」ということを毎日思っています。
こどもたちの自己肯定感を高めるためには、しっかりとその子をみて、その子に向けての言葉や態度、行動が必要になります。
今回は食事の面でのお話しでしたが、保育の基本は同じです。やり方をそれぞれに工夫しつつも根本にある気持ちや伝えたいことをしっかりと届けることが子育てなのかな、と思っております。
今日は「こどもが苦手なものを食べるための3つの魔法」というテーマでお話ししました。
今回以外にも保育の話を色々と書いていますので良かったら読んでください!
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