【世界遺産】73時間目 建築様式(ロマネスク)/(ゴシック)~ヨーロッパの世界遺産

こんばんは、みや兄です!世界遺産検定1級合格に向けての勉強シリーズです。

公式テキストである「すべてがわかる世界遺産大事典(上)(下)」を中心に自分の苦手ポイントメモなどを加えていきたいと思います。

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今日は73時間目ということで「73建築様式(ロマネスク)/(ゴシック)」です

■建築様式(ロマネスク)

◯シュパイアの大聖堂

(文)ドイツ 1981年

登録基準(Ⅱ)

場所 ドイツ南西部ライン川沿い

歴史 1030年頃に建設がはじまったドイツ・ロマネスク様式の先駆け。ハインリヒ4世が26年かけて改築。

特徴 皇帝の権威を示した大聖堂。4つの塔と2つのドームを備えるバシリカ式聖堂。

■1846年から1858年の修復ではバイエルン王ルートヴィヒ1世が出資し壁画が製作された。

Wikipedia→シュパイアの大聖堂

◯ヒルデスハイムの聖マリア大聖堂と聖ミヒャエル大聖堂

(文)ドイツ 1985年/2008年範囲変更

登録基準(Ⅰ)(Ⅱ)(Ⅲ)

場所 ドイツ

歴史 11世紀頃の初期ロマネスク様式を代表する建築物

特徴 プロテスタントとカトリックが共存する聖堂。

■993年この街の司教に任命されたベルンヴァルトにより学術文化の街へと発展。

Wikipedia→ヒルデスハイムの聖マリア大聖堂と聖ミヒャエル大聖堂

◯ナウムブルクの大聖堂

(文)ドイツ 2018年

登録基準(Ⅰ)(Ⅱ)

場所 チューリンゲン州東部

歴史 1028年に建設が始まった大聖堂。西の尖塔は13世紀前半に造られた。

特徴 2つの尖塔はロマネスク式。ロマネスク後期からゴシック初期にかけての様式の変遷を示している。

■名前が残されてない無名の彫刻家「ナウムブルクのマイスター」の最高傑作、聖歌隊席と創設者の等身大の彫像。

Wikipedia→ナウムブルクの大聖堂

◯ダラム城と大聖堂

(文)イギリス 1986年/2008年範囲変更

登録基準(Ⅱ)(Ⅳ)(Ⅵ)

場所 イングランド北部、スコットランドの国境近く

歴史 1072年ウィリアム1世がダラム城を建設。大聖堂は1093年の創建され15世紀に現在の姿へ。

特徴 城塞都市ダラムを代表する建築物。

■大聖堂はノルマン・ロマネスク様式にゴシック様式が加わってる。

Wikipedia→ダラム城と大聖堂

◯フォントネーのシトー会修道院

(文)フランス 1981年/2007年範囲変更

登録基準(Ⅳ)

場所 フランスのブルゴーニュの北。

歴史 シトー会最古の修道院

百年戦争時代の略奪、製紙工場として使われ傷んでいたが20世紀に修理が進められた。

特徴 シトー会は彫刻やステンドグラスといった過剰な装飾はなく、聖母の彫像た祭壇が置かれているだけの簡素な造り。

■「フォントネー、本当ねー」というギャグが浮かびました()

Wikipedia→フォントネーのシトー会修道院

◯サン・サヴァン・シュール・ガルタンプの修道院教会

(文) フランス 1983年/2007年、2015年範囲変更。

登録基準(Ⅰ)(Ⅲ)

場所 フランス西部ポワトゥー地方を流れるガルタンプ川のほとりに建つ。

歴史 9世紀に建てられたベネディクト会修道院とされるものが前身で、11世紀にロマネスク様式で再建された。

特徴 有名なロマネスク絵画が残る。

■アーチ型天井には「天地創造」「楽園追放」「ノアの方舟」などの絵が描かれている。

Wikipedia→サン・サヴァン・シュール・ガルタンプの修道院教会

◯ヴェズレーの教会と丘

(文)フランス 1979年/2007年範囲変更

登録基準(Ⅰ)(Ⅵ)

場所 フランスブルゴーニュ地方の丘の上。

歴史 860に築かれるもノルマン人に破壊され、875年にベネディクト会の修道士が丘の上に再建。

12世紀にはサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路に組み込まれた。

特徴 マグダラのマリアの聖遺体を祀るサント・マドレーヌ教会がある。

身廊入口のタンパンに残る「使途に使命を与えるキリスト」はロマネスク彫刻の傑作とされる。

■100を超える身廊の円柱には聖書の物語や、獅子やゾウ、植物などのレリーフ。

Wikipedia→ヴェズレーの教会と丘

◯ボイ渓谷のカタルーニャ風ロマネスク様式教会群

(文)スペイン 2000年

登録基準(Ⅱ)(Ⅳ)

場所 スペイン東部カタルーニャ

歴史 1123年に築かれたサン・クリメン教会

特徴 標高2,000mの谷あいにある。イスラムの勢力が及ばずキリスト教の教会が数多く建てられた

■ボイ渓谷にある村の教会9つが遺産登録されている。

Wikipedia→ボイ渓谷のカタルーニャ風ロマネスク様式教会群

■建築様式(ゴシック)

◯ケルンの大聖堂

(文)ドイツ 1996年/2008年範囲変更

登録基準(Ⅰ)(Ⅱ)(Ⅳ)

場所 ドイツ西部

歴史 1248年建築開始。632年の長い歳月を費やし完成。

13世紀の建て替え時には建築家のゲルハルトが招かれる。

特徴 純粋なゴシック様式で完成した。

■正式名称ザンクト・ペーター・ウント・マリア聖堂。回廊のステンドグラスは現存するものとしてはヨーロッパ最大。

Wikipedia→ケルンの大聖堂

◯ブールジュの大聖堂

(文)フランス 1992年/2013年範囲拡変更

登録基準(Ⅰ)(Ⅳ)

場所 フランス中部サントル地方

歴史 3世紀頃に建設。11世紀にロマネスク様式、12世紀にゴシック様式に。

特徴 各時代の技法が反映された色鮮やかなステンドグラス。「最後の審判」のレリーフが彫られている。

■ルネサンス様式の北塔、大聖堂を取り囲む庭園も美しい。

Wikipedia→ブールジュの大聖堂

◯シャルトルの大聖堂

(文)フランス 1979年/2009年範囲変更

登録基準(Ⅰ)(Ⅱ)(Ⅳ)

場所 フランス北西部。ボース平野

歴史 9世紀にシャルル2世が「聖母の衣」を大聖堂に寄進したという。

11世紀にロマネスク様式の大聖堂が建つが火災で焼失、その後13世紀にゴシック様式として完成。

特徴 西正面にロマネスク様式の旧塔とゴシック様式の新塔がシンボルに。

ステンドグラスの傑作「美しき絵ガラスの聖母」 西正面の3つの扉口でる「王の扉口

■再建後も修復が繰り返されている。

Wikipedia→シャルトルの大聖堂

◯アミアンの大聖堂

(文)フランス 1981年/2013年範囲変更

登録基準(Ⅰ)(Ⅱ)

場所 フランス北部。ピカルディ地方。

歴史 ロベール・ド・リュザルシュにより1220年に着工。1288年に塔を除く主要部が完成。

特徴 13世紀のゴシック様式の聖堂ではフランス最大級の規模

周歩廊をなす7つの放射状礼拝堂の配置は他の大聖堂の先例となっている。

Wikipedia→アミアンの大聖堂

◯ブルゴスの大聖堂

(文)スペイン 1984年/2014年範囲変更

登録基準(Ⅱ)(Ⅳ)(Ⅵ)

場所 マドリードから北へ約220km。

歴史 1567年完成。ヨーロッパにおけるゴシック芸術の発展の歴史が良くわかる。

特徴 各時代や各地域におけるゴシック様式が混在。最も影響を受けたのはフランスゴシック様式。

■礼拝堂の窓のトレサリーにはフランボワイヤン様式も確認できる。 

フランボワイヤン=炎のような火炎装飾

Wikipedia→ブルゴスの大聖堂

◯トゥルネーのノートル・ダム大聖堂

(文)ベルギー 2000年

登録基準(Ⅱ)(Ⅳ)

場所 ベルギーのトゥルネー。

歴史 1130年にロマネスク様式で建築開始。1213年頃に完成。

1243年から他地域に先駆けてゴシック様式で改築され、1325年に工事が終了。

特徴 ロマネスク様式とゴシック様式が混在する大聖堂。

■3層に連なるアーチが特徴的な約50mの身廊→ロマネスク様式。

 繊細なデザイナの5つの尖塔や聖歌隊席→ゴシック様式。

Wikipedia→トゥルネーのノートル・ダム大聖堂

◯バレンシアのラ・ロンハ・デ・ラ・セダ

(文)スペイン 1996年

登録基準(Ⅰ)(Ⅳ)

場所 マドリード南東のバレンシア。

歴史 1482年に建造が始まった。1498年に大ホールが完成。建物全体は1533年に完成。

特徴 建築家ペレ・コムプテにより建設が始まった絹(セダ)の商品取引所

■重厚で豪華な造り。床にはイタリア産の大理石が使われている。

Wikipedia→バレンシアのラ・ロンハ・デ・ラ・セダ

おわりに

「建築様式(ロマネスク)/(ゴシック)」については、ロマネスクからゴシックに移行しているのが多いこと抑えておく。そして似てるからこそ違いになっている大きな特徴部を覚えたい。形や作りについては文字情報と共に画像で観ることで覚えやすい。

世界遺産検定の他にも色々なジャンルの記事を書いてますので気になるジャンルがありましたら読んでいただけると幸いです。

これからも生活の役に立つ記事、楽しい記事を少しずつ書いていきたいと思います!

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世界遺産検定1級→74建築様式(バロック・ロココ)/(ビザンツ)~ヨーロッパの世界遺産

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