【世界遺産】29古代文明①~アジアの世界遺産

こんばんは、みや兄です!12月12日までは世界遺産検定1級合格に向けての勉強シリーズです。

公式テキストである「すべてがわかる世界遺産大事典(上)(下)」を中心に自分の苦手ポイントメモなどを加えていきたいと思います。

「すべてがわかる世界遺産大事典(上)(下)」
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今日は第29回目ということで「29古代文明① 」です

■29古代文明①

◯ペルセポリス ⑤ー1

(文)イラン 1979年

登録基準(Ⅰ)(Ⅲ)(Ⅵ)

場所 イラン南部の丘陵地帯。

歴史 紀元前6世紀に興ったアケメネス朝ペルシアは古代オリエントを初めて統一。

3代皇帝ダレイオス1世の治世からペルセポリスの創建が始まる。

ダレイオス1世は首都をパサルガタエからスーサに遷すのとほぼ同時期の紀元前518年にペルセポリス建設に取りかかる。

工事に際しては大量の道と物資が「王の道」と呼ばれる全長2,700kmの道路網を利用して帝国全土から集められた。

地中海沿岸からレバノン杉、小アジアやバクトリアから黄金が運ばれたほか、エジプトの銀、エチオピアやシンドの象牙なども用いられている。

ペルセポリスは「新年の大祭」の時に宗教儀礼の場として使われたとされており、帝国内の23の属州、35民族の朝貢使節団が献上品を持参して王と謁見したという。

紀元前330年 アレクサンドロス大王率いるマケドニア軍に侵略を受けて滅亡。ペルセポリスも炎上して廃墟と化した。

17世紀委に入りその存在が知られるようになった。

1931年から本格的な調査が入り、宮殿跡とともに出土した大量の碑文や粘土板文字にある楔形文字を解読した結果、当時の詳細な様子が明らかにあった。

ペルセポリスの特徴

ペルセポリスは長辺約450m、短辺約300mの敷地。20mの高さくらいまで石を積み上げた大基壇の上にある。

朝貢団は大階段を上がって入場、巨大なクセルクセス門を抜け、「謁見の間」であるアパダナで王に貢物を捧げた。

階段の壁にはその時の様子がレリーフとして残っている。

アパダナやそのほかの建築物はすべて四角形で直角をモチーフにしたペルシア建築の特徴を表している。

生活用水を確保するためのカナートや、円柱に施された動植物の装飾彫刻など高度な建築技術が随所にみられる。

〇ペルセポリスの主な建造物

①アパダナ

帝国各地から訪れる朝貢使節団を迎える「謁見の間」。ペルセポリス最大の宮殿。

高さ20mの柱が72本あったが現在は数十本が残されるのみ。階段には精緻なレリーフがある。

②玉座殿

アパダナに次ぐ規模の国事用の宮殿。入り口には古代ペルシアで信仰ゾロアスター教の最高神アフラ・マズダなどのレリーフが見られる。

100本の柱が天井を支える「百柱の間」はペルセポリス最大の大広間。

③クセルクセス門

クセルクセスはダレイオス1世の息子の名前。「万国の門」とも呼ばれる。

高さ16m以上の4本の石柱によって支えられた天井と、土壁で覆われた通路上の建築物だった。左右に人面有翼獣神像が並んでいる。

④タチャラ

ダレイオス1世の宮殿。基壇側面にペルシア兵の浮彫が見られる。

⑤大階段

大基壇の上の都へ通じる幅7m、111m段の階段。

馬車が登れるように段差は約10㎝で緩やかな勾配になっていた。

アケメネス朝ペルシアの都で、ダレイオス1世がキーワード。

ペルセポリスの主な建造物はおさえておくこと。

Wikipedia→ペルセポリス

◯パサルガダエ ⑤ー2

(文)イラン 2004年

登録基準(Ⅰ)(Ⅱ)(Ⅲ)(Ⅳ)

場所 イラン南部のパサルガタエ。

歴史 紀元前6世紀 初代皇帝キュロス2世によって作られたアケメネス朝最初の首都。

ダレイオス1世によってスーサに遷都されるまで首都として機能した。

パサルガタエの特徴

宮殿や城塞、王室の守衛詰所、公会堂などの建造物には、東地中海やエジプト、インドなどの影響が見られ、

アケメネス朝が異なる民族を受け入れ、多様な文化を尊重していたことを示している。

■上に書いてあるペルセポリス、下に書いてあるスーサと3つセットで覚える。

キュロス2世が建設したアケメネス朝最初の首都。

Wikipedia→パサルガダエ

◯スーサ ⑤ー3

(文)イラン 2015年

登録基準(Ⅰ)(Ⅱ)(Ⅲ)(Ⅳ)

場所 イラン南西部ザグロス山脈のふもとに位置するスーサ。

歴史 紀元前6世紀 ダレイオス1世がパサルガタエから遷都した都。

アケメネス朝以前もエラム王国の首都であった。

アケメネス朝が滅んだあともパルティアなどの重要な都市として繁栄をつづけた。

スーサの特徴

紀元前5世紀後半から13世紀にかけての都市遺跡が層をなしており、様々な時代の建築物や住居跡、宮殿などが発掘されている。

アケメネス朝の流れを覚えておくと複数の遺産を覚えられる。スーサは都市遺跡が層をなしていることがポイント。

Wikipedia→スーサ

◯ビーソトゥーン ⑤ー4

(文)イラン 2006年

登録基準(Ⅱ)(Ⅲ)

場所 イラン西部のビーソトゥーン。

歴史 紀元前521年にダレイオス1世がアケメネス朝ペルシアの王位についたことを記念した碑文とレリーフが特に重要。

ビーソトゥーンの特徴

メディア王国、アケメネス朝ペルシア、ササン朝ペルシア、イル・ハン国などの遺跡が残る。

碑文は楔形文字で彼の帝國運営と歴史的事件が記録され、レリーフにはメディア王国の神官ガウタマをダレイオス1世が踏みつけている姿が描かれている。

■アケメネス朝ペルシアの流れがここまでも。ダレイオス1世が王位についたことを表す碑文とレリーフが重要。

Wikipedia→ビーソトゥーン

◯古代都市チョガー・ザンビール ⑤ー5

(文)イラン 1979年

登録基準(Ⅲ)(Ⅳ)

場所 イラン南西部フゼスターン州にあるチョガー・ザンビール

歴史 紀元前13世紀にエラム王国のウンタシュ・ナビリシャ王が、王国の首都スーサの南に建設した都市遺跡。

1935年油田調査中に発見された。

古代都市チョガー・ザンビールの特徴

インシュシナク神が祀られた聖地。チョガー・ザンビールはペルシア語で「大きな籠のような山」

二重の城壁に囲まれた約80万㎡の場内の中央にインシュシナクを祀る5層の聖塔ジッグラトがそびえる。

現在は崩壊して25mほどだが当時は倍以上あったと言われる。

■チョガー・ザンビールは「ビールで飲酒しなくなる」と覚えましょう。ジッグラドがあることもおさえておきましょう。

Wikipedia→古代都市チョガー・ザンビール

◯タキシラの都市遺跡 ⑤ー6

(文)パキスタン 1980年

登録基準(Ⅲ)(Ⅵ)

場所 パキスタン北東部 首都イスラマバードの北西40km

歴史 ペルシア、ギリシャ、中央アジア、インドなどの影響を受けて発展した交易都市。

タキシラの都市遺跡の特徴

年代の異なる3つの都市遺跡が南から並んでいる。

①ビール丘=紀元前6世紀にアケメネス朝ペルシアが築く。

シルカップ=紀元前180年頃にバクトリアのギリシャ人によって築かれる。

シルスフ=1世紀にクシャーン朝によって築かれ3世紀まで首都となった。

■交易都市として発展したタキシラ。3つの都市遺跡について抑えておきたい。

Wikipedia→タキシラの都市遺跡

◯トロイアの考古遺跡

(文)トルコ 1998年

登録基準(Ⅱ)(Ⅲ)(Ⅵ)

場所 トルコ西部、ヒサルルクの丘に広がる。

歴史 紀元前3000年から後500年頃に至るまでの8つの時代が折り重なるように層になっている都市遺跡。

トロイアの考古遺跡の特徴

ホメロスの叙事詩『イリアス』によるトロイ戦争の描写は架空の物と思われていた。

ギリシャ軍は「トロイの木馬」という退却すると見せかけ木馬に潜む作戦でトロイアを陥落させた話。

その話を信じたシュリーマンにより発見された。(ただしシュリーマンが発掘したのはトロイア戦争よりはるかに古い時代のものだった)

■昔、マンガの伝記でシュリーマンを読んだことで覚えていました。トロイへの熱情から夢を現実にしたシュリーマンの凄さ。

Wikipedia→トロイアの考古遺跡

◯ヒッタイトの首都ハットゥシャ

(文)トルコ 1986年

登録基準(Ⅰ)(Ⅱ)(Ⅲ)(Ⅳ)

場所 トルコ中央部

歴史 紀元前17~前13世紀に繁栄したヒッタイト王国の首都の遺跡。

ヒッタイト人は優れた製鉄技術を持ち、鉄製の武器や軽戦車を生み出した騎馬民族である。

王国の全盛期にはエジプト、バビロニアと共にオリエントの三大強国と呼ばれる。

紀元前12世紀頃に「海の民」と呼ばれる民族にハットゥシャが破壊され滅亡。

ヒッタイトの首都ハットゥシャの特徴

世界遺産は4つのエリアに。

二重の城壁の内側ハットゥシャ中心部

■都市部が上下に分かれる。

■獅子の門、王の門、スフィンクス門などの門

■場外に通じる地下道、貯蔵庫、王宮、いくつもの神殿

太陽の女神マリアンナを祀った神殿が見つかった周辺

■楔型文字が記された数千枚もの粘土板が発掘。

■粘土板には「カデシュの戦い」の和平条約の内容も。(テーベのカルナク神殿にも同じ内容のものが残されている)

内側の城壁と外側の城壁の間

■岩に帯状のレリーフなどが刻まれたヤズルカヤ神殿

■岩で作られたネクロポリスのオスマンカヤシ。

城壁外側

■東側からハットゥシャを守るための要塞化された集落のカヤリボガズがある。

■まとめ~ヒッタイト人との関係性とハットゥシャの4つの世界遺産エリアを覚える。

Wikipedia→ヒッタイトの首都ハットゥシャ

◯フェニキア都市ビブロス

(文)レバノン 1984年

登録基準(Ⅲ)(Ⅳ)(Ⅵ)

場所 レバノンの首都ベイルートの北東37km。

歴史 7,000年にもわたり人々の生活が営まれ続けた世界最古の歴史を誇る都市の一つ。

先史時代に始まり、約5,000年前から地中海交易に従事するフェニキア人により様々な民族が入り交じる港町へ変わっていった。

フェニキア都市ビブロスの特徴

フェニキア時代の城壁、オベリスク神殿や墓地、ローマ時代の円形劇場、11世紀の十字軍の要塞や城郭など様々な時代の遺跡が並ぶ。

■ビブロスは「バイブル」の語源。エジプトのパピルスから生まれた(諸説あり。)

1922年にアヒラム王の棺に刻まれたフェニキア文字の碑文が偶然発見され注目を浴びる。

フェニキア文字はアルファベットのルーツと言われており人類史上最も重要な発明の1つとされる。

Wikipedia→フェニキア都市ビブロス

◯フェニキア都市ティルス

(文)レバノン 1984年

登録基準(Ⅲ)(Ⅵ)

場所 レバノン南部。

歴史 フェニキア諸都市の中心として紀元前10世紀頃に繁栄した海港都市。

植民都市としてカルタゴを建設。

フェニキア都市ティルスの特徴

幅160m長さ500mで2万人以上が入場できた戦車競技場(ヒッポドローム)や、幅約11mの列柱付大通りが残る。

■当時の遺跡は海に没しているため、現存する遺跡のほとんどはローマ帝国やビザンツ帝国によって築かれたもの。

Wikipedia→フェニキア都市ティルス

◯シャフリ・ソフタ

(文)イラン 2014年

登録基準(Ⅱ)(Ⅲ)(Ⅳ)

場所 イラン東部

歴史 イラン東部で最初に出現した都市。

シャフリ・ソフタの特徴

泥レンガで造られいた。紀元前3200年頃から建造開始、紀元前1800年まで4つの主要な段階を経て発展。

記念碑、家屋、埋葬地、生産拠点があった。水路の迂回や気候変動が3800年前の街の放棄につながったとされる。

■「燃えた街(シャフリ・ソフタ)」とも呼ばれる。

Wikipedia→シャフリ・ソフタ

◯エフェソス

(文)トルコ 2015年

登録基準(Ⅲ)(Ⅳ)(Ⅵ)

場所 トルコの西側。カイストロス川河口に位置。

歴史 ローマ帝国時代には港湾都市として発展。

エフェソスの特徴

セルシウス図書館や巨大なローマ劇場などの建造物の存在が明らかに。

地中海地域から多くの巡礼者が訪れたアルテミス神殿跡など。

■ヘレニズム時代やローマ帝国時代の都市遺跡を含むが海岸線が西に移動し、それぞれ異なる場所にある。

Wikipedia→エフェソス

◯クサントスとレトーン

(文)トルコ 1988年

登録基準(Ⅱ)(Ⅲ)

場所 トルコ南部、エーゲ海沿岸のリュキア地方。

歴史 海洋民族リュキア人の文化を示す考古遺跡が点在する都市。

クサントスとレトーンの特徴

クサントス=柱の上部に石棺を納める墓穴を備えた葬祭塔がある。墓穴の外壁に怪鳥ハルピュイアを刻んだレリーフ。

レトーン=ギリシャ神話に登場するアポロンの母である女神れとに由来した聖域。

■ギリシャ神話に関することが多いけどトルコの遺跡。

Wikipedia→クサントスとレトーン

◯円形都市ハトラ

(文)イラク 1985年/2015年危機遺産

登録基準(Ⅱ)(Ⅲ)(Ⅳ)(Ⅵ)

場所 イラク北部。

歴史 パルティア王国の軍事基地としての役割を担った都市。

円形都市ハトラの特徴

直径2kmの円形の二十城壁で囲まれた都市。神殿群の建築様式や装飾からヘレニズムやローマ、アジアなどの影響が見られる。

IS(イスラム国)がこの遺跡を占領し破壊しているとして2015年に危機遺産リストに、その後2017年にISから奪還された。

Wikipedia→円形都市ハトラ

◯バビロン

(文)イラク 2019年

登録基準(Ⅲ)(Ⅵ)

場所 バグダットから南へ85km

歴史 紀元前626~前539年の間、新バビロニアの首都であった。

バビロンの特徴 街の外壁、内壁、門、宮殿、寺院は古代世界で最も強い影響力を持った帝国が存在したことの稀有な証拠。

■ハンムラビ王やネブガドネザル王といった統治者の下で絶頂期を迎えたバビロニアの創造性を示している。

「バビロンの空中庭園」や「バベルの塔」があったとの伝承も残る。

Wikipedia→バビロン

おわりに

「古代文明①」については、文明の場所とその建物や民族などを抑えておく。そして世界史としての歴史の流れを覚える。

世界遺産検定の他にも色々なジャンルの記事を書いてますので気になるジャンルがありましたら読んでいただけると幸いです。

これからも生活の役に立つ記事、楽しい記事を少しずつ書いていきたいと思います!

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