【世界遺産】3時間目 世界遺産委員会諮問機関とユネスコ

こんばんは、世界遺産検定マイスターのみや兄です!世界遺産検定1級合格に向けての勉強シリーズです。

公式テキストである「すべてがわかる世界遺産大事典(上)(下)」を中心に自分の苦手ポイントメモなどを加えていきたいと思います。

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今日は3時間目ということで「03世界遺産委員会諮問機関とユネスコ」です

■世界遺産委員会諮問機関とユネスコ

◯世界遺産委員会諮問機関

世界遺産委員会の諮問機関は3つ

ICCROM ICOMOS IUCNの3つ。

■諮問機関の主な役割

・それぞれの専門分野について世界遺産条約履行に関する助言を行うこと。

・世界遺産委員会文書及び会議議題の作成

・世界遺産委員会決議の履行に関して世界遺産センターを補佐する

・世界遺産基金の効果的な活用の強化

・世界遺産の保全状況の監視

・国際的援助の要請の審査など

■推薦された遺産に対する事前の専門調査では「登録」「情報照会」「登録延期」「不登録」の4段階の勧告を行う。

◯ICCROM

ICCROM(文化財の保全及び修復の研究のための国際センター)

本部はイタリアのローマ。ローマセンターとも呼ばれる。

1959年にユネスコによって設立。

【目的】= 不動産や動産の文化遺産の保全強化を目的とした研究や記録の作成・助言、技術支援、技術者や専門家の研修や養成、普及・広報活動

・文化遺産に関する研修・養成において主導的な協力機関になることが求められている。

・文化遺産の保全状況の監視や国際的援助の要請の審査などを行う。

文化遺産に関する機関。ICCROM最後の3字ROMがローマっぽいので本部はローマと覚える。

Wikipedia→ICCROM

◯ICOMOS

ICOMOS(国際記念物遺跡会議)

本部はフランスのパリ

1965年ヴェネツィア憲章の原則を基に設立された。

【目的】=建築遺産や考古学的遺産の保全のための理論や方法論、科学技術の応用を推進すること。

・世界遺産センターからの依頼を受け、世界遺産リストへ登録推薦された文化遺産(複合遺産の文化遺産の価値を含む)の専門的調査や審査を行う。

・文化遺産の保全状況の監視や国際的援助要請の審査なども行う。

・各国の専門家がICOMOSの国際的な活動に参加する際の窓口にもなっている。

文化遺産に関する機関。本部はパリ、本部の場所の覚え方としてはICCROMとIUCNは覚え方があるので、消去法でパリとなる。

Wikipedia→ICOMOS

◯IUCN

IUCN(国際自然保護連合)

本部はスイスのグラン

1948年にユネスコやフランス政府、スイス自然保護連盟などの呼び掛けにより、国家や政府機関、NGO、科学者などをメンバーに設立。

【目的】=自然の完全性や多様性を保全し、平等で生体学的に持続可能な自然資源の利用を担保するために、世界中の科学者を支援すること。

・世界遺産センターからの依頼を受け、世界遺産リストへ登録推薦された自然遺産(複合遺産の自然遺産の価値を含む)の専門的調査や審査を行い、世界遺産委員会に審査報告を行う。

文化的景観の価値で推薦された文化遺産の自然の価値や保全管理などについてICOMOSへ助言を行う

・自然遺産の保全状況の監視や国際的援助要請の審査なども行う。

自然遺産に関する機関。文化的景観についてもIUCNが助言を行う。最後の文字が「グラ」で「ン(N)」で終わっていることからIUCN=グランで本部は覚える。

Wikipedia→IUCN

◯ユネスコ

ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)

本部はフランスのパリ

1945年にフランスやイギリス、アメリカを中心に設立された国際連合の専門機関。

【目的】=国際連合が行う活動を前に進め、教育や科学、文化を通じて諸国民の連帯を促進し、人種や性、言語、宗教の差別なく正義や人権、基本的自由が尊重される世界の平和と福祉に貢献すること。

・ユネスコ憲章前文については(テキストP023)を見ておく。

総会=2年に1度開催。ユネスコが行う活動の方針や政策の決定、執行委員会が提出した計画の決議、執行委員会の選挙などを行う。

執行委員会=58ヵ国の政府代表からなる。2年に4回以上開催。国際連合への助言やユネスコの新加盟国の承認などを行う。

事務局=総会や執行委員会への提案書の作成やユネスコの事業計画案や予算見積書、定期報告書の準備などを行う。

■日本人初のユネスコ事務局長が第8代松浦晃一郎氏。無形文化遺産条約の成立などに尽力。

※2021年 ユネスコ事務総長はフランス人のオードレ・アズレ。

Wikipedia→ユネスコ

おわりに

「世界遺産委員会諮問機関とユネスコ」については、まずはICCROM ICOMOS IUCNを抑えておく。そしてその役割や違いを比較して覚える。

設立順番では1945年ユネスコ1948年IUCN→1959年ICCROM→1965年ICOMOSなので年号も覚えておく。

世界遺産検定の他にも色々なジャンルの記事を書いてますので気になるジャンルがありましたら読んでいただけると幸いです。

これからも生活の役に立つ記事、楽しい記事を少しずつ書いていきたいと思います!

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