【世界遺産】87時間目 経済活動関連遺産/道の遺産~アメリカ大陸の世界遺産

こんばんは、みや兄です!世界遺産検定1級合格に向けての勉強シリーズです。

公式テキストである「すべてがわかる世界遺産大事典(上)(下)」を中心に自分の苦手ポイントメモなどを加えていきたいと思います。

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今日は87時間目ということで「87経済活動関連遺産/道の遺産」です

■経済活動関連遺産

◯パドレ・テンブレゲ水利施設の水道橋

(文)メキシコ 2015年

登録基準(Ⅰ)(Ⅱ)(Ⅳ)

場所 メキシコ中央高原のメキシコ州からイダルゴ州にかけて48kmの長さの水道橋

歴史 1555年から1572年にかけて築かれた。フランシスコ会のフランシスコ・デ・テンブレケに由来。

特徴 歴史的な水利システム。一段のアーチで築かれた水路としては最も高いもの

テペヤワルコにある水道橋は水路の部分で約40mの高さがありアーチ部分でも34mある。

古代ローマの水利技術を受け継ぐヨーロッパの伝統と、アドベを使った伝統的なメソアメリカの建築技術の融合。

Wikipedia→パドレ・テンブレゲ水利施設の水道橋

◯トリニダとロス・インヘニオス渓谷

(文)キューバ 1988年

登録基準(Ⅳ)(Ⅴ)

場所 キューバの首都ハバナの南東約280km

歴史 18~19世紀の砂糖生産の拠点として栄えた。

特徴 当時の資産層のサトウキビ領主たちによって建造されたバロック様式の大邸宅や、郊外の精糖工場など町全体が登録。

18世紀に入り砂糖貿易が盛んになり、街郊外のロス・オンヘニオス盆地で黒人奴隷によるサトウキビ栽培がおこなわれた。

当時の施設や高さ40mを超える監視塔「イスナガの塔」などが残されている。

Wikipedia→トリニダとロス・インヘニオス渓谷

◯レッド・ベイのバスク人捕鯨基地

(文)カナダ 2013年

登録基準(Ⅲ)(Ⅳ)

場所 カナダの北東端のベルアイル海峡沿岸。

歴史 16世紀にバスク人船乗りによって作られたレッド・ベイ。

特徴 ヨーロッパの捕鯨の伝統を証明する遺跡。

ベルアイル海峡一帯では16世紀にバスク人によって捕鯨活動が行われていた。

1530年代に捕鯨基地を築いた人々はグラン・ベイヤと呼ばれていた。

Wikipedia→レッド・ベイのバスク人捕鯨基地

◯セウェル鉱山都市

(文)チリ 2006年

登録基準(Ⅱ)

場所 サンティアゴから南へ85km。

歴史 20世紀初頭、世界最大級の規模のエル・テニエンテ銅山で働く労働者のために建設。

特徴 標高2000mを超えるアンデス山脈の急斜面に建設。19世紀のアメリカを彷彿とさせる街並。

Wikipedia→セウェル鉱山都市

◯ハンバーストーンとサンタ・ラウラの硝石工場群

(文)チリ 2005年/2011、2019年範囲変更

登録基準(Ⅱ)(Ⅲ)(Ⅳ)

場所 チリ北部にあるハンバーストーンとサンタ・ウララ

歴史 1880年から60年間に渡り稼働していた。

特徴 19~20世紀に建てられた200以上もの硝石工場跡。

チリ、ペルー、ボリビア出身の何千もの労働者がパンピノス文化と呼ばれる共同体を作り上げていた。

硝石から硝酸ナトリウムが生産され、化学肥料として欧米に輸出された。

地震被害のため危機遺産リスト入りしていたが2019年に脱した。

Wikipedia→ハンバーストーンとサンタ・ラウラの硝石工場群

■道の遺産

◯カパック・ニャン・アンデスの道

(文)アルゼンチン/エクアドル/コロンビア/チリ/ペルー/ボリビア 2014年

登録基準(Ⅱ)(Ⅲ)(Ⅳ)(Ⅵ)

場所 6か月にまたがるトランスバウンダリーサイト。

歴史 インカの人々によって数百年にわたって作られてきた道。

特徴 273もの構成資産からなるシリアルノミネーションサイト

インカの重要な交通網で世界でも最大規模の道路網。カパックニャンにはクスコの広場から始まる4つの経路がある。

主要な道はインカ道と呼ばれる細く入り組んだ道と結びつきながら広がっていった。

遺産価値を脅かす様々な要因があるが、地域住民による伝統的な保護や維持活動は評価されている。

Wikipedia→カパック・ニャン・アンデスの道

◯カミノ・レアル・デ・ティアラ・アデントロ‐メキシコ内陸部の王の道

(文)メキシコ 2010年

登録基準(Ⅱ)(Ⅳ)

場所 メキシコ内陸部にあるかつてのスペイン王立の道路。

歴史 16世紀半ば~19世紀にかけて使用。銀を輸送していたため「銀の道」という名でも知られる。

特徴 全長2600mのうち1400kmに及ぶ区間にある鉱山や聖堂、修道院、墓地、橋、市街などの55の遺跡と、5つの既存の世界遺産登録地。

主に銀山で産出された銀や、ヨーロッパから輸入され銀の精製に使われた水銀の輸送路として使用された。

スペインとアメリカ先住民との間の文化の融合が現れており、ルート沿いには他民族の街がいくつも建設された

Wikipedia→カミノ・レアル・デ・ティアラ・アデントロ‐メキシコ内陸部の王の道

おわりに

「経済活動関連遺産/道の遺産」については、経済活動関連遺産は遺産名と経済活動の結びつきを抑えておく。道の遺産は2つなのでしっかり覚える。

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これからも生活の役に立つ記事、楽しい記事を少しずつ書いていきたいと思います!

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