【世界遺産】50時間目 宗教・信仰関連遺産/岩絵/人類化石出土地帯~アフリカの世界遺産

こんばんは、みや兄です!世界遺産検定1級合格に向けての勉強シリーズです。

公式テキストである「すべてがわかる世界遺産大事典(上)(下)」を中心に自分の苦手ポイントメモなどを加えていきたいと思います。

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今日は50時間目ということで「50宗教・信仰関連遺産/岩絵/人類化石出土地帯」です

■宗教・信仰関連遺産

◯ラリベラの岩の聖堂群

(文)エチオピア 1978年

登録基準(Ⅰ)(Ⅱ)(Ⅲ)

場所歴史特徴

■世界で最初の世界遺産12個の一つ。

ザグヴェ朝の7代国王ラリベラの命で12~13世紀に建造された11の岩窟キリスト教聖堂群。

聖堂群はヨルダン川を模した川を挟んで北部と南部にそれぞれ5つ、離れたところに1つ。

柱を持たない十字型の箱のような造形のギョルギス聖堂

同じデザインで造られた2つの聖堂が内部でつながるゴルゴタ・ミカエル聖堂

Wikipedia→ラリベラの岩の聖堂群

◯アシャンティ族の伝統的建造物群

(文)ガーナ 1980年

登録基準(Ⅴ)

場所

歴史

特徴

■13の村々に立ち並んだ神殿をはじめとする伝統的な建造物群。日干しレンガ、木材、草葺き屋根で造られている。

遺跡の中心であるニャメ神をまつる神殿群。19世紀に英国支配に対する抵抗運動の中で破壊された。

王家の霊廟(バレム)も英国軍人に焼き払われた。

Wikipedia→アシャンティ族の伝統的建造物群

◯聖カトリーナ修道院地域

(文)エジプト 2002年

登録基準(Ⅰ)(Ⅲ)(Ⅳ)(Ⅵ)

場所

歴史

特徴

シナイ山の北麓にある聖カトリーナ修道院は6世紀にユスティニアヌス1世によって建造された。

聖カトリーナ修道院は現在でも活動している世界最古の修道院とされている。

花こう岩の防壁で囲まれている。その中に最古の建造物とされる「燃える柴礼拝堂」など。

修道院の南西端に図書館があり4世紀頃に書かれた聖書写本『シナイ写本』などが収蔵される。

Wikipedia→聖カトリーナ修道院地域

◯聖都アブー・メナー

(文)エジプト 1979年/2001年危機遺産

登録基準(Ⅳ)

場所

歴史

特徴

■4~5世紀頃にコプト教の聖地として繁栄した宗教都市。

900年前後にベドウィンによってこの地にの建造物は徹底的に破壊された。

1905年まで砂に埋もれていた。

Wikipedia→聖都アブー・メナー

◯聖都カイラワーン

(文)チュニジア 1988年/2010年範囲変更

登録基準(Ⅰ)(Ⅱ)(Ⅲ)(Ⅴ)(Ⅵ)

場所

歴史

特徴

■イスラム教の重要な聖地のひとつ。

670年頃 中東のダマスカスから遠征したウマイヤ朝の将軍ウクバがビザンツ軍を撃破した際の宿営地がカイラワーンの起源。

9世紀に入るとアグラブ朝の首都となり交易都市として発展。

Wikipedia→聖都カイラワーン

■岩絵

◯トゥウェイフルフォンテーン(ツウィツァウス)

(文)ナミビア 2007年

登録基準(Ⅲ)(Ⅴ)

場所 ナミビア北西部

歴史

特徴

■この地を支配した狩猟採集民たちの信仰や生活などを表現した岩石遺跡を伝える遺跡。現地のナマ語で「ツウィツァウス」

この遺跡では230の岩面に2,075カ所の岩面彫刻と岩絵が観察されている。

絵柄はダチョウ以外の鳥類や人間は比較的少ない。

5本指のライオンの姿が描かれたもの、人間がライオンなどの動物に変身する姿を描いたものもある。

岩絵自体が宗教上の儀礼の一環で描かれたものと考えられている。

遺跡の近隣からダチョウの卵の殻を利用して作られたビーズなども発見されている。

Wikipedia→トゥウェイフルフォンテーン(ツウィツァウス)

◯ツォディロの岩絵群

(文)ボツワナ 2001年

登録基準(Ⅰ)(Ⅲ)(Ⅵ)

場所 ボツワナ北西部の丘陵地

歴史

特徴

■狩猟民族サン族が10万年以上前から19世紀頃まで描いた岩絵が残る。

4,500点を超える絵がカラハリ砂漠の10㎢の範囲に集中している。

Wikipedia→ツォディロの岩絵群

◯タドラールト・アカークスの岩絵遺跡群

(文)リビア 1985年/2016年危機遺産

登録基準(Ⅰ)(Ⅱ)(Ⅲ)(Ⅳ)(Ⅴ)(Ⅵ)(Ⅶ)(Ⅷ)(Ⅸ)(Ⅹ)

場所 リビア南西部フェザン地方の砂漠地帯

歴史

特徴

■紀元前1万2000年頃から。紀元前後頃までに岩肌に描かれた多数の線彫刻がある「タドラールト・アカークスの岩絵遺跡群」

岩面画は紀元前8000年頃まではゾウ。サイ、キリンなど大型の哺乳類が描かれ、前8000年~前4000年頃には狩猟の様子などを描かれた。前1500年頃までは家畜化された馬など牧畜中心の生活の絵、紀元前数百年頃までは馬、その後はラクダが描かれた。

岩絵面の変化が古代の生活、周辺の環境変化を伝えている。

Wikipedia→タドラールト・アカークスの岩絵遺跡群

◯コンドアの岩絵遺跡群

(文)タンザニア 2006年

登録基準(Ⅰ)(Ⅱ)(Ⅲ)(Ⅳ)(Ⅴ)(Ⅵ)(Ⅶ)(Ⅷ)(Ⅸ)(Ⅹ)

場所 タンザニア中心部

歴史

特徴

グレート・リフト・バレーに接したマサイ崖の東側一帯にある2000年にわたって描かれた岩絵芸術の遺跡。

岩絵は150以上の岩窟住居に描かれている。

Wikipedia→コンドアの岩絵遺跡群

◯チョンゴニの岩絵地区

(文)マラウイ 2006年

登録基準(Ⅰ)(Ⅱ)(Ⅲ)(Ⅳ)(Ⅴ)(Ⅵ)(Ⅶ)(Ⅷ)(Ⅸ)(Ⅹ)

場所 マラウイ中央部

歴史

特徴

■中部アフリカで最も多く先住民の岩絵が密集する地域。

岩絵の中で最も古いのは新石器時代にこの地域に住んでいた狩猟採集民のバトゥワ(ピグミー)族が描いたものとされる。

1世紀頃、北から入ってきた農耕民族チュワ族が白い粘土で写実的な絵を描き始め、11世紀以降は神話などがモチーフとなった。

Wikipedia→チョンゴニの岩絵地区

■人類化石出土地帯

◯アワッシュ川下流域

(文)エチオピア 1980年

登録基準(Ⅱ)(Ⅲ)(Ⅳ)

場所 エチオピア北東部

歴史

特徴

■先史時代の人類の化石が大量に発見されている。

古人類研究において重要な意味を持つ地層の多くは大地溝帯周辺に集中している。

1974年に発掘された猿人「アウストラロピテクス・アファレンシス」の化石。メスの原人の個体は「ルーシー」と名付けられる。

Wikipedia→アワッシュ川崎下流域

◯オモ川下流域

(文)エチオピア 1980年

登録基準(Ⅲ)(Ⅳ)

場所 エチオピア南部を流れるオモ川下流域

歴史

特徴

■人類と動物の化石を大量に含む岩石層がある化石発掘地。

現代人の直接的な祖先であるホモ・エレクトスなど猿人、原人の化石が発掘された。

アウストラロピテクス属に関しては数種が発見されている。

250万年前に現生人類ホモ・サピエンスの最初の祖先とされるホモ・ハビリスが使用される石器類も出土した。

Wikipedia→オモ川下流域

◯南アフリカの人類化石遺跡群

(文)南アフリカ 1999年/2005年範囲拡大

登録基準(Ⅲ)(Ⅵ)

場所 南アフリカ北東部のスタークフォンテン渓谷に位置

歴史

特徴

■スタークフォンテン、スワートクランズ、クロムドラーイは初期人類の化石や居住地が残る人類化石遺跡。

石灰岩の洞窟群ではこの地で初めて発見されアウストラロピテクス・アフリカヌスなどの化石が発見されている。

絶滅したサーベルタイガー種のマカイロドゥスなどの動物の化石も発見された。

Wikipedia→南アフリカの人類化石遺跡群

おわりに

「宗教・信仰関連遺産」については、どの宗教、どんな建物、どんな民族・王朝・人物が関わったかを確認。

「岩絵」については絵の種類、文化の変化による岩絵の変化、場所と民族をおさえる。

「人類化石出土地帯」については猿人や原人の種類や出土した化石群、場所を確認する。

世界遺産検定の他にも色々なジャンルの記事を書いてますので気になるジャンルがありましたら読んでいただけると幸いです。

これからも生活の役に立つ記事、楽しい記事を少しずつ書いていきたいと思います!

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