【世界遺産】18化石出土地帯 /固有の生態系

こんばんは、みや兄です!3月13日までは世界遺産検定2級合格に向けての勉強シリーズです。

「くわしく学ぶ世界遺産300 世界遺産検定2級公式テキスト」を中心に自分の苦手ポイントメモなどを加えていきたいと思います。

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今日は第18回目ということで「化石出土地帯/固有の生態系」です

■化石出土地帯

◯ドーセット及び東デヴォン海岸

(自)イギリス 2001年(Ⅷ)

◯イングランド南西部のデヴォン州とドーセット州

ドーセット及び東デヴォン海岸はイギリス海峡に面した化石の産地。

→約2億5,200万年前の三畳紀から、ジュラ紀、白亜紀まで約1億8,500万年に渡る中生代の地層が存在し、幅広い年代にまたがった多数の化石が発掘されている。

メアリー・アニングが見つけた中生代ジュラ紀の魚竜イクチオサウルスの化石が有名。

→古生代のデヴォン紀は東デヴォン海岸に由来する。

→地球の歴史を複合的に示す世界遺産である。

Wikipedia→ドーセット及び東デヴォン海岸

◯澄江の化石出土地域

(自)中国 2012年(Ⅷ)

◯中国雲南省にある

→澄江の化石出土地域からは、約5億3,000万年前のカンブリア紀初期の海洋生物の化石が完全な形で多数出土している。

→複雑な消化器をもつ節足動物ナラオイア(三葉虫の一種とされる)といった無脊椎動物をはじめ、最古の脊椎動物の一種であるミロクンミンギアの化石も発掘されている。

澄江の化石出土地域ではカンブリア初期の海洋生物化石の出土がポイント。ナラオイアは覚える。

Wikipedia→澄江の化石出土地域

◯ダイナソール州立公園

(自)カナダ 1979年(Ⅶ)(Ⅷ)

◯カナダ南西部カナディアンロッキー南東

ダイナソール州立公園は「バッドランド」と呼ばれる観光した原野が広がる自然公園。

→荒涼とした公園内には中生代白亜紀の地層があり、ジョセフ・バール・ティレルが1884年に肉食恐竜アルバートサウルスの頭蓋骨を発見。

→その後もティラノサウルスやトリケラトプス、ドロマエオサウルスなどの化石が発見されている。

ダイナソールから恐竜への連想はしやすい。白亜紀の地層、ティラノサウルスへと繋げて覚える。

Wikipedia→ダイナソール州立公園

◯ワディ・アル・ヒタン(鯨の谷)

(自)エジプト 2005年(Ⅷ)

◯エジプト北西部

ワディ・アル・ヒタンは約4,000万年前に生息したクジラの祖先バシロサウルスの化石の発掘地として有名。

→ここで出土した化石は陸生哺乳類が水中生活へと適応する過程を知る上で重要な研究材料になっている。

→バシロサウルスのほかにマングローブなどの植物の化石が発見されており、新生代第三紀の化石の宝庫となっている。

ワディアルヒタンバシロサウルス新生代第三紀。ドーセット及び東デヴォン海岸と比較して覚えて、内容が混ざらないようにする。

Wikipedia→ワディ・アル・ヒタン(鯨の谷)

◯ステウンスの崖壁

(自)デンマーク 2014年(Ⅷ)

◯コペンハーゲンのあるシェラン島南東部の海岸沿い。

→ステウンスの岸壁は白亜紀の地層をもつ岸壁が15kmに渡り続いている。

→約6,500万年前にユカタン半島沖に衝突したチクシュルーブ隕石によって生じた灰がステウンスに堆積して岸壁となった。

→チクシュルーブ隕石のクレーターは海中にあるのと対照的に、ステウンスでは地上に地層が露出している。

■クイズでお馴染みのチクシュルーブ隕石によってできた。ステウンスはデンマーク、隕石はユカタン半島なのでその距離の遠さも驚き。地層が地上に見えて観察がしやすい。

Wikipedia→ステウンスの崖壁

■固有の生態系

◯ケープ植物区保護地域群

(自)南アフリカ 2004年/2015年範囲拡大(Ⅸ)(Ⅹ)

◯アフリカ大陸の南端ケープ半島

→ケープ植物区保護地域群は南アフリカ南部ケープ地方のクランウィリムからポート・エリザベスまで100~200kmの幅で帯状に広がる地域。

→13の保護区があり、多くの固有植物が自生する保護地域群。

→そこで見られる灌木植生地域をフィンボスという。ケープ植物区の面積の約半分を占めている。

→植物区保護地域群の面積はアフリカ大陸の0.5%ほどだが、アフリカ大陸の植物よ約20%の約9,000種が確認されており、そのうち69%が固有種という植物のホットスポットとなっている。

→地中海性気候なので夏季は乾燥して山火事が起きやすい。その環境に適応し高温のもとで発芽するなど、山火事を織り込んだ植物相になっている。

植物のホットスポットであるケープ植物区保護地域群。フィンボスは細い針状の葉をもつことに由来する。

Wikipedia→ケープ植物区保護地域群

◯ウランゲリ島保護区の自然生態系

(自)ロシア 2004年(Ⅸ)(Ⅹ)

◯ロシア連邦北極圏

ウランゲリ島とヘラルド島は北極圏にありながら氷河期に凍結せず独自の生態系が保たれた。

ホッキョクグマの生息密度が世界一高い。

→メキシコのエル・ビスカイノ鯨保護区から回避してくるコククジラの餌場にもなっている。

ホッキョクグマの生息密度ナンバーワンのウランゲリ島。過去問にも出た。

Wikipedia→ウランゲリ島保護区の自然生態系

◯タスマニア原生地帯

(複)オーストラリア 1982年/1989年範囲拡大/2010、2012、2013年範囲変更(Ⅲ)(Ⅳ)(Ⅵ)(Ⅶ)(Ⅷ)(Ⅸ)(Ⅹ)

◯タスマニア島南西部

タスマニア原生地帯は5つの国立公園が連なり、氷河によって侵食された氷河地形。

→ゴンドワナ大陸の一部だったと考えられ、タスマニアデビルや有袋類などの固有の哺乳類が生息。

→島内には2万年以上前に先住民のタスマニアアボリジニがステンシルと呼ばれる技法を用いて描いた岩面画が残り、考古学的な価値も認められた。複合遺産。

ステンシル=版画の一種。紙や金属板などを切り抜いて作った図柄などの型の上から絵の具を塗り込んで刷り出す技法。

■タスマニアの複合遺産ステンシル技法の岩面画と、固有の哺乳類や氷河地形といったところは覚えたい。

Wikipedia→タスマニア原生地帯

◯メ渓谷自然保護区

(自)セーシェル 1983年(Ⅶ)(Ⅷ)(Ⅸ)(Ⅹ)

◯セーシェル諸島北東部のプラスリン島

メ渓谷の森では世界最大の実をつけるフタゴヤシが多くみられ樹齢800年を超えるものもある。

セーシェルのメ渓谷自然保護区はフタゴヤシ。これだけ覚える。

Wikipedia→メ渓谷自然保護区

◯ナミブ砂漠

(自)ナミビア 2013年(Ⅶ)(Ⅷ)(Ⅸ)(Ⅹ)

◯ナミビアの大西洋側

ナミブ砂漠は数千kmの距離を運ばれてきた砂塵で形成。

→ナミブ砂漠の貴重な水資源は霧。降水量は少ないが海から流れ込む霧の恩恵を受け、様々な固有種が生息し独特の生態系を作り出している。

■ナミブ砂漠はナミビア。霧が貴重な水資源であることを覚える。

Wikipedia→ナミブ砂漠

◯バン・ダルガン国立公園

(自)モーリタニア 1989年(Ⅸ)(Ⅹ)

◯モーリタニア北西部

バン・ダルガン国立公園は大西洋沿岸に広がる200kmにもわたる岩礁地帯

→暖流と寒流の境目に位置し、多種の魚類や絶滅危惧種であるチチュウカイモンクアザラシやアオウミガメといった海洋生物が生息。

→冬には広大な沼地が欧州からやってくる200万羽の渡り鳥の餌場となり、鳥類の多様性も特徴となっている。

■モーリタニアは大西洋側の国。チチュウカイモンクアザラシが重要ワード。鳥類の多様性も特徴。

Wikipedia→バン・ダルガン国立公園

◯ハミギタン山岳地域野生動物保護区

(自)フィリピン 2014年(Ⅹ)

◯フィリピンのミンダナオ島

東ミンダナオ生物多様性回廊の南東部にあるプジャタ半島の南北に広がる野生動物保護区。

→標高75mの熱帯雨林から1637mの低木林まで多様な動植物がいて、絶滅危惧種や固有種の多さで知られる。

→両生類の75%、爬虫類の84%がミンダナオ島の固有種。

→ウツボカズラの一種を含む8種の動植物はハミギタン山のみに生息する固有種。

■土壌や気候の変化に応じて多様な動植物がみられる。絶滅危惧種や固有種が多い。東ミンダナオ生物多様性回廊ハミギタン山岳をうまく紐付ける。

Wikipedia→ハミギタン山岳地域野生動物保護区

おわりに

化石出土地帯については、遺跡名を覚えることと、何の化石が出土したか、そしてそれに関わるキーワードを覚える。

固有の生態系については、遺跡名をおぼえること、固有の生態系で特徴ある動植物があれば覚えること、その多様性を生み出す環境について覚える。

世界遺産検定2級→19海洋生態系/絶滅危惧種

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